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看護の現場で輝く方法

4.看護師の職場アレコレ(1)

ライター:紫城 柚美
以前掲載したコラムの中でもお話しをしましたが、看護が関わる(働く)場所は案外たくさんあります。
そんな看護業界で働くあなたのために、今回は看護師のアレコレをお話しします。
1.自分のやってみたい看護を見つけよう!
働く場所によって、看護師に求められるスキル・専門知識などはそれぞれに違います。
基本的に療養上の世話を行うということですが、そこから多岐に渡ってさまざまな看護の種類・方法があります。

新卒で就職する時は、すべてが初めてなので、「自分のやりたい看護は?」と聞かれても、よく分からないし決まっていないと思います。
もちろん、確固たる強い信念を持って看護師を目指した人なら、それらも持ち合わせているでしょう。

私自身も、現場で新人の看護師の指導に携わることは多々ありますが、最初から「自分のやりたい看護は何?」という質問はしません。
ある程度の時期が経った頃に話をして、患者さんに対してのケアに生かしてもらう方針です。

転職を考えている皆さんは、自分の看護・やりたい看護を見つけた、または、見つけたいと思って転職されると思います。
そこで、自分のやりたい看護を早くに見つけ、それに向かって頑張ることで、看護の現場で輝いて仕事ができます。

しかし、自分のやりたい看護を見つける作業は簡単なことではありません。
色々な患者さんやスタッフと関わることで、自分自身が磨かれ成長して少しずつ確立されていくものだと思います。

現場で輝くには時間がかかる場合もありますが、是非取り組んでもらいたいです。
2.人間関係の煩わしさをうまく味方にしよう!!
同僚との関係が難しい面もありますが、圧倒的に多いのは、上司や後輩との関係で悩むことが多いのではないでしょうか?
上司との関係は、自身に対する期待や仕事に対する苦言も含め、強い口調になることは多くあると思います。

また、後輩とのやりとりでは、自分の指導方法が担当の新人看護師と合わなくて、思い悩むこともあるでしょう。
新人ではない後輩看護師でも、意見の違いからぶつかることもあるでしょう。

看護の現場での人間関係の煩わしさは、何もスタッフ間だけの問題ではなく患者自身や、その家族にまで及ぶ場合も多くあります。
ある意味、人間対人間の関係で成り立っている仕事です。
人が好きでないと勤まらない職種です。

そこで、コミュニケーション能力やチームワーク能力のある人は、人間関係をうまく保ち潤滑にすることができます。
看護師の仕事内容で考えると、コミュニケーション能力が高いと多方面からの情報収集が可能です。

看護師間の意見交換・家族からの情報・他のコメディカルスタッフから情報を得ることで、看護に生かせるヒントが沢山あります。
コミュニケーション方法には、「言語的コミュニケーション」と「非言語的コミュニケーション」と言われる2つの方法があります。

前者はある程度の領域まではできることが多いですが、後者は日々努力を要すものです。
年数を得て技術に磨きがかかります。

これは、言葉を話せない患者さんだけに通ずることではなく、スタッフの行動や表情から何かしら「読み取る」「見て学ぶ」という技術に繋がります。

2つのコミュニケーション技術を使い分け、その能力を高めること。
もうひとつは、自分自身を少しだけ周囲に見せるということもポイントです。

普段から、自分の趣味や興味がある事柄、また日常生活で起こった出来事などを話していると、そこから話が盛り上がったり、新たな発見があるかもしれません。
それが、チームワーク能力を高めることに繋がります。

実践することは難しいですが、是非コミュニケーション能力とチームワーク能力を用いて、人間関係の煩わしさを味方につけてください。
そして、現場で輝く道を歩いてください。
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