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コラム欄

「看護の現場で輝く方法」

8 看護業界について

1. 各科の特徴

医療の現場では、コラム1「後悔しない看護師転職5つのポイント 第1回看護師の求職状況」の中でも
お話ししましたが、診療の専門家・細分化が行われ各科の表記名は多岐にわたっています。
いわゆる同じ外科でも「胸部外科」や「呼吸器外科」の表記に分かれます。
ここでは従来からあった大まかな名称で代表的な科についてお話しします。

内科 一般に内臓に原因する疾患を主として薬物療法により治療する臨床医学の一部門です。
外科 手術によって病気を治す医術、あるいは医学(外科学)です。
脳外科 脳・脊髄をはじめ、末梢神経や自律神経を含むすべての神経系の外科的疾患
(先天性の形態異常・腫瘍、血管障害、炎症・外傷、機能的疾患など)
を扱う診療科目です。
対象となる疾患で中心となるのは中枢性神経系であり、中でも脳の疾患が圧倒的に多いです。
耳鼻科 対象となる部位は、聴覚・嗅覚・味覚などの感覚、あるいは発声や言語などの機能をつかさどる器官です。医学の進歩に伴って、扱う範囲が拡大しており、頭蓋内・頭蓋底なども対象領域となっています。
産婦人科 妊娠・分娩および女性性器に関係のある病気を取り扱う臨床科です。

病棟勤務に限った内容になりますが、忙しい病棟は外科系です。
薬物だけの治療による、いわゆる保存的治療を行う場合もありますが、
ほとんどの病棟が手術を目的とした外科的治療が圧倒的に多いです。
術前・術後において一貫した看護を行うことを考えれば、当然の忙しさです。
病状の経過の展開が早いので、どうしても看護行為にかかる内容も濃く、時間も要します。
そうすると、自分自身が行った看護の証明を行うために看護記録が必要となります。
(それぞれの病院・病棟によって書式や記入方法などは異なります。)
看護記録は公的資料として残るので、詳しく正確に書かなければいけません。
そのため、まとめる能力も必要となり負担もかかります。
この作業も超過勤務に繋がる一因です。

残業が少なく定時で帰れる病棟が多いとは思いませんが、
一般的に内科などの経過が落ち着いている病棟は残業が少ないです。
でも、各科によってと言うよりは各病院・病棟によって業務内容も違うため、
案外思ってもいない科が残業をしている場合があります。

2. 人気のある科は?人材不足の科は?

これもまた、病院によってさまざまです。
例えば、最先端の治療を手掛けている著名な医師がいる科は、それを学びたいスタッフが多く人気が集中します。

医師・看護師とも人材不足の科は、外科・小児科・産科です。
特に、小児科・産科の場合は医療事故等が起きた場合、
訴訟問題が絡むと精神的にも疲労してしまう可能性が高く、定着率が伸びない傾向があります。

3. 現在の看護業界について

以前のコラムでもお話ししたように、地方の病院や中核規模の病院では慢性的な看護師不足です。
そこで、看護師国家資格を持っていて、今は現場に出ていない人達を対象に「復職支援セミナー」を開き、
現場に復帰してもらおうという取り組みが看護協会の中で行われています。
ひと昔前は女性が主体であった業界です。
必然的に結婚・出産・育児などで家庭に入っている潜在看護師は多くいます。
そこで、新しく看護師になった若い力はもちろん必要ですが、
経験のある看護師が現場復帰してくれたら大きな戦力
になります。
医療機器・技術は日進月歩と言われています。
「やる気はあるけど、体力と医療技術・知識が追いつかない」という話はよく聞く言葉です。
その不安を少しでも軽くして自信を取り戻し、人材不足である現場で活躍して欲しいです。
私が勤務している病院でも「復職支援セミナー」を定期的に開催しています。
体験したスタッフから感想を聞くと、割といい反応が返ってきます。

さらに、日本看護協会では多様な勤務形態の導入を通じて、看護職のワークライフバランスの実現に向けて、
都道府県の看護協会と協働して「ワーク・ライフ・バランス推進ワークショップ」事業に取り組んでいます。
仕事第一の生活ではなく、家庭と仕事またはプライベートと仕事を両立させるべく労働時間・形態・
環境を整えることで、就労継続や専門性の向上、看護の質の向上などを目的
としています。
この取り組みによって、人材が増え、充実した仕事環境・生活が送れるように、
みなさん頑張っていきましょう。

ライター「紫城 柚美」
プロフィール →