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後悔しない看護師転職5つのポイント

2.転職を有利に資格を取る

ライター:紫城 柚美
1.看護師以外の有利な資格
看護師以外の資格取得を目指す人の理由はさまざまです。特定の分野に興味を持ち、もっと知識や技術を深めたい人、臨床の現場とは違った場所で活躍してみたい人など「スペシャリスト」を目指す看護師さんは多いです。さらなるスキルアップを目指すことは、素晴らしいことです。

また、看護師として就業する場所は病院だけに限らないので、看護師以外に活躍の場を広げたい方に有利な資格を紹介します。

【保健師】
「地域包括支援センター」で、地域住民の健康や生活を支援する仕事です。看護師の病棟での交代勤務は夜勤があるため、子育てをしている看護師さんにとって大変です。そこで、保健師の資格を持っていれば日中に仕事ができます。

しかし、残念なことに、ある程度の年齢制限と人気の公務員職ということもあり、看護師や助産師に比べて圧倒的に求人が少ないのが現状です。でもチャンスがあれば、看護師として臨床経験を積んでいる人の方が有利になります。

また、保健師を取得していると、病棟勤務の看護師でも病院や施設によっては資格手当が付くこともあります。

【助産師(女性看護師であることが前提)】
妊婦や産褥婦(出産を終えた女性)の看護ケアは看護師でも可能ですが、いわゆる赤ちゃんを取り上げるという出産の介助が助産師の仕事です。産科医不足の中、助産師の需要はますます高まっています。助産師になると助産院を開業することも可能です。

また、助産師外来を設置する病院もあります。看護師と比べ独立型で仕事ができ、給与も比較的高い資格ではありますが、看護師や保健師と比べて、かなりハードルが高いです。取得を目指すなら産科(NICU)で経験を積むとよいでしょう。

ちなみに、海外協力隊で活躍したい人には必須の資格です。

【介護支援専門員(ケアマネジャー)】
(看護師以外の職種でも取得可能)
介護支援専門員とは、介護保険法において要支援・要介護認定を受けた人からの相談を受け、居宅サービス計画(ケアプラン)を作成し、他の介護サービス業者との連絡・調整を取りまとめる仕事です。利用者さんの他、ご家族との円滑なコミュニケーションも重要になります。

利用者さんやご家族とは長いお付き合いになり、あらゆる相談相手や支えにもなるためハードですが、頼りにされる存在としてやりがいもあります。

看護師に比べ事務作業やパソコン操作も増え、頻繁に変わる法律や制度への対応力も求められます。
2.看護師キャリアアップの資格
認定看護師・専門看護師があり、ともに特定の看護分野のスペシャリストです。これらの資格保有者は、現場全体の指導や教育、相談など、統括的な立場で活躍することが多いです。

専門・認定の資格を十分に活かせる職場が少ないですが、今後は重要視される傾向にあり、資格取得を積極的に応援してくれる病院も増えてくるでしょう。

しかし、認定・専門取得研修に行くためには、仕事を休職しなければなりません。所定の検定料や授業料などのまとまったお金も必要になります。なにより入学試験・認定試験などかなり難易度の高い内容となっていて、自分自身の強い意思が必要になります。

病院側の推薦状が必要なこともあるので、資格取得支援の体制が整っている病院で 知識や技術を習得し、十分実績を積んでいくといいでしょう。
3.看護師プラスαの資格
知識を広げ看護師の仕事に深みを増したい方には「心理カウンセラー」「メディカルトレーナー」「生活習慣病予防士」などのような医療系資格がお勧めです。これらの資格を取得し、レベルアップされる看護師さんが増えています。

最近では看護師として働きながら、アロマセラピストやカラーコーディネーターなどの勉強をされる方もいます。違う分野の勉強をすることで、リフレッシュやストレス解消につながるからです。また、看護以外の知識を増やすことで、感性や視野が広がって、看護の仕事にも深みが増すでしょう。

将来何かしらの資格を取りたい方は、転職を希望する病院に資格取得に向けての協力体制や、資格取得後の活躍場所があるかどうか情報収集をする必要があります。資格を持っていると「これからこんな仕事がしたい」という意欲を面接担当者にアピールできます。

転職を有利にするため、みなさん頑張りましょう。
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