■介護のお仕事をはじめたきっかけは? I 身内に障がい者の叔母がいて。幼いころから障がいを持つ方を身近に感じて成長してきたのだと思います。その後、進路を考えるようになった際「介護の仕事をやろう」と思いました。当社のグループホームは、入居されているご利用者が自宅で過ごされているような雰囲気の中で生活されている施設である、と強く感じたため、入社しました。 T 最初は場所にこだわっていなかったのですが、途中からやはり地域に根ざすということを考えるきっかけがあり、できればご利用者が住まわれている所を近くで感じながら仕事をしたいなと思って介護分野に転職を考え、当社に入社し今に至ります。
■お仕事で苦労していること、努力していること I 自分のなかでは普通のことでも、ご利用者には難しいことが多々あることですね。私がお伝えしたい事がご利用者に理解していただけないケースもあります。認知症のご利用者と意思疎通を図る点において、私はまだ勉強不足だと思います。入社したときはパート職員だったので、直属のホーム長だったり、他の社員の方が教えてくださったり、あとは自分で求めていって教えてもらったりと、自分なりには多少成長できたかなと思っています。 T 認知症の方に「こうしてください」と言っても、なかなか思うように動いていただくことが難しい場合、一緒にお部屋の中をぐるぐる回りながら、たとえばちょっと背伸びをして頂きたいときは、上にあるものを「これ取ってください」とお伝えし、ご利用者が注意を向けてくれる間にその運動をできるような工夫をしています。